先月末より湿気が多く、扇風機がないと眠れない夜が続いた。が、ようやく雷を伴う雨になり秋に戻った。
９，１０月は２ヶ月間近くも雨を見ないのが通年なのに、気候は明らかにオカシイ。１０月は被り物がないと寝られないのに、扇風機を回すなんて…３４年目のパキスタンで初の出来事だわ。
そして蒸し蒸しと暑い断食明けの休日５日間は、何処へも出かけずひたすら家に篭もって読書とゲームに励み、休みのコックに代わってスタッフたちの食事も４日間だけだが１品ずつ作った。最近のパキスタンはカレーも、それぞれの料理に合わせてスパイスが配合されており、便利なものだ。スパイスの配合だけではなく、レトルト物のカレーまでがお目見えだ…。 暖めれば良いナーンやプラタ（朝食用のチャパティ）までもある。
オバハンの作った材料を惜しまないパキスタン料理はスタッフに大好評。それに気を良くしてオバハンの鼻息は荒い。正直なところ、少々怪しげな味でもスタッフたちは不満も言えないわな…
雨上がりの冷えた空気、爽やかに断食明けの仕事初め…の筈が、遅刻者続出。
「あの～ ホリディ・イン ホテルの周辺が厳戒態勢で、大回りをしていて遅れました」
断食明けには首都圏でテロ攻撃が増える。テロ予告がモスクを初め、アチコチに出ていたが… それが近くのホリディ・インにも及んでいるという。
聞いてみるとホリディ・インだけではなく、外国人が泊まるクラウン・プラザなどの中級ホテルにもテロ予告は出ているというではないか… いやぁ…まいったなぁ～
国際機関もイスラマバードなどに駐在する外国人職員の家族に退去を指示したという。インターナショナル・スクールが閉鎖になれば、就学児には勉学の支障も出よう。インターナショナル・スクールに通っていた日本人の子女には日本人学校があり、転校は可能だろうが、落ち着かない日々になって来たのは確かだ。
