断食月(ラマダン)が明けた

29日間の断食月が明けた。最後の3日間だけは「お付き合いで」断食をしてみたが、季節は9月、暑さも和らぎ(とは言え、日中は34℃ほどあるが)未明の4時から夕方7時半までの断食(飲食・喫煙、すべての快楽の禁止は)さほど苦ではない。ただし夕方になると目が乾いて来るのが分かる。
新月を確認する委員会(チャンド・コミティ)によって新月が目視されて初めて新しい月を迎えるので、昨夕は久々に「新月さま、出て下さい!」と祈ってしまった。 ともあれ昨夕は断食月が終わり、新しい月を迎えられたことは有難く、アタマの重石が取れたような思いだ。
しかしながら1ヶ月間の断食行事をこなす中で、貧しく食べられない人々の気持ちを思いやること。イスラーム教徒としての連帯。自分自身の欲望に打ち勝つ喜びなどを子ども時から学べるのは、非常に大切なことだとオバハンには思える。


オバハンの「気まぐれ通信」に時々、トラックバックをして下さっている、「マスコミに載らない海外記事」のブログを以前から愛読している。 (註)ギラニ首相「私は歴史を作る」のトラックバックを参照願いたい。
マスコミに載らない記事の中にこそ多くの真実がある。そしてマスコミが取り上げる記事の多くには情報操作があり、注意を要する。 それを身をもって体験したのが911同時多発テロパキスタンとアフガンからの)報道だった。 パキスタンで大マスコミ様の取材手配をするようになって30年以上にもなるが、取材の手配を始めて直ぐに、「報道には多くの情報操作」があることに気付いた。 
特に911同時多発テロ報道の手配では、それが身に染みた。記者たちが現場で頑張って取材をしても、真実が紙面に反映されない恐ろしさ… 政府のマスコミ利用は実に念が入っている。