世界ナゼそこに日本人

過日、朝日新聞の取材(ネット記事)を受けた。世界各地に暮らす日本人の紹介だと言う。取材を終えて編集局に記事を送ったら、「オバハンは女傑ですねぇ」と言われたとか。 女傑の意味は、「しっかりした気性とすぐれた知恵を持ち、実行力に飛んだ女性。男勝りの女性」と、百科事典にはある。フムフム、なるほど、なるほど~~と思いながら、オバハンが女傑??と言うにはいささか当てはまらないような気もしたが。 だが、まぁいいか…… 歳のせいで細かいことを考えるのは面倒だ。

この数年間、度々「世界ナゼそこに日本人」なる類のTV取材の申し込みがあったが、すべて断って来た。
言っちゃ悪いが、なぜそこに日本人のワンパターン報道がつまらないこともあるし、今どき海外で暮らす日本人など珍しくもあるまい。
さらに、これまでの40年間近くに、オバハン自身が制作会社の側に立って取材の手配をして来た270本からの番組等から考えると、意に染まない出来上がりが多すぎた。 正直、パキスタンアフガニスタンの現実と制作者の頭の内容との落差にがっかりし続けた。等々で「世界ナゼそこに日本人」なる類の番組報道局へ、ワンパターンすぎる等々の苦言を呈したこともある。
しかし、朝日新聞の取材記者はムッチャ面白かった。そのこともあってインタビューに応じてしまった。
世間の常識からズレズレと家族、周りから大顰蹙のオバハンだが、取材に来た人の母親も結構ぶっ飛んでいて相通ずるところもあって笑えたので、ついついと…… 
オバハンは面白いことには目がないのだ。これだけは幾つになっても変わらないらしい。
朝日新聞のネット記事は2週間くらい後に掲載されるらしいが、まったく、我ながら物好きだと自嘲してしている。