ブット元首相暗殺の目撃者、殺される

昨年末、暗殺されたブット元首相の警護責任者が、カラチ市内の外出先(ブット元首相の弟宅)から自宅へ帰りつき、家に入ったところを6人組に(待ち伏せされていたようで)襲われ、銃弾を浴びせかけられ死亡したと。 警護責任者を家へ送り届けた友人は、車に乗り込んでいて一歩違いで助かっている。

ブット元首相の暗殺については、現パキスタン政府の要請を受けた国連が近く、調査に乗り出す予定と2週間ばかり前に決定・声明を出している。
昨夜、殺された警備責任者は、ブット元首相が暗殺された当時、同じ車に乗っており、ブット元首相が殺された瞬間を一番近くで目撃していた。こういう事態になれば…他の同乗者2名、運転手も落ち着かないことだろう…。
国連の新たなる調査で公の下、ブット元首相死亡の原因が明るみに出れば、今までの政府発表への信頼性や整合性がなくなり、不都合な人(団体)があるということだろう。イギリスからやって来た特別調査団スコットランドヤードロンドン警視庁)はお茶を濁して、ムシャラフ政権に都合の良い調査結果を発表して帰ったようだが、国連の調査には「それ」が望めないと思ったものか。

疑わしきは2組ある。一番怪しいのはムシャラフ大統領の懐刀、ブット元首相が暗殺された当初から巷で言われていた政府の要人。そして…… もう一組に関しては怖くて、(名誉毀損にもなるから)書けないな…。
早々と当時のムシャラフ政府が発表した、タリバーン武装勢力)のメフスード司令官ではないと思う。