ブット暗殺の黒幕

イギリスからスコットランド・ヤードロンドン警視庁)の調査チームがパキスタンへ到着。政府(内務省)と協議の上、犯行現場の検証や証拠調べを支援すると。
ブット元首相の支持者はむろん、国民の多くも政府発表(対応)の様々に疑問や不信感を持ってしまった。ムシャラフ(政府)のイギリスへの捜査協力依頼は、そうした不信感をぬぐうためのものだが、さて…どんな結果を調査チームは出すのか?

ただ、暗殺犯人(黒幕)に関して巷で取り沙汰されているのは、①軍関係者、②某政府要人(某政党)、③アメリカ、④ブットの夫のザルダリ等。
①②は最もありえる話だが、ムシャラフ自身は暗殺に関係していないとする意見が大勢。③はブットが生前、「もし自分が殺されたなら(対抗処置として?)ムシャラフを政権から引きずり落として欲しい」とする遺書?をCNN(BBC)だかの記者に渡し、死後TVで流すように準備をしていたと、暗殺された翌28日夕のTVでチラリと放映していた。で、通常の手段ではムシャラフを暗殺できないアメリカが、ブットを殺したと。
④夫のザルダリ… 「可能性は低いが、ないこともない」とする巷の噂は物凄い…。夫ザルダリに対する世間の評価が判ろうというものだ…
そのザルダリを中心に、PPPは「ベナジール(ブット)・ジンダ・ヘイ【ベナジールの志は生きている】」を合言葉に選挙戦を再開。語呂は非常に簡単で覚え易い。
他の野党も総選挙延期を受け入れ、選挙戦を再開。ただし、長引く選挙戦で実弾としてまき散らす資金が幾らあっても足りないと、多くの候補者は泣いているらしい。