管区長官が「良心の呵責」から辞任

首都イスラマバードに隣接するラワルピンディ(市)管区、人口約1000万人の長官が、ソーシャルメディアや海外からのパキスタン人からの圧力が凄かったこと、昨朝は自殺未遂をおかしたことを明かし、「過日の総選挙で大規模な選挙不正行為を幇助した。最高裁判事選挙管理委員会が不正に関与した」と主張して、「良心の呵責」から辞任した。長官は既に拘留され、見知らぬ場所へと移送された(らしい)とは今朝のニュースだ。
このラワルピンディ管区に限らず、今回の総選挙では全国的にも不正が多々あったと想うのは、オバハンだけではあるまい。おそらくは・・この長官、精神に異常をきたしていたのを知らなかったとして、任命者にも責任が生じるかもな。最終的には医療機関や医者の証明書つきで病院送り、何事もなかったことになるのであろうなぁ。
ラワルピンディ選挙区(国会)は13議席、うちナワーズ・シャリフ派の11名当選。残りは人民党と独立候補(正義党)が1議席ずつ。州議席はシャリフ派が15席、無所属は11議席と。国会の議席に関しては、シャリフ派の8議席が正義党と2000~8000票差で当選しており、獲得票の詳細などが既に報道され、オカシイ・怪しいと騒ぎの原因になっていた。パキスタン選挙制度を有してはいるが、軍による専制度合いが高いのは周知のこと。民主主義が最良の政治体制とも思っていないオバハンは、準軍事政権なる中途半端なモノではなく、このパキスタンには純然たる軍事政権でも良いのではないかと想うことは、多々ある。ただ、この総選挙結果を見れば、民主々義指数とやらが「下がる」のは必然だな。

一昨日から確定申告が始まった・・納税は国民の義務ではあるが、パーティ券裏金問題で自民党議員センセイのうち立件されたのは4000万円超えのキックバックを受けた3人のみ・・政治資金が非課税っていうのもイマイチ納得できないが、検察だけではなく国税庁への大不満が納税者の多くにたまっていることだろう。裏金が議員センセへの収入になっていないと言明できる、清廉潔白な議員が何人いることやら?!
裏金をめぐり国税当局が自民党議員を調査すべきだ、という毎日新聞のアンケートに、93%が「調査すべきだ」との答え、国民感情としては当然ではないの。