金日成生誕101年

ようやく30℃を超えた。街路の花は季節通りに咲いているのだが、気温は4月半ばとは思えないほど低い… 
さて、首都のあちこち(人の多いバザール近く)に各政党、候補者の選挙事務所開きが目立って来たが出足は鈍い。1ヶ月後の総選挙、実施されるのかどうかと各候補者は疑心暗鬼になりながらも、準備だけはしておかねば…というところらしい。各政党の事務所を一瞥すれば、先般まで与党だったPPPパキスタン人民党候補者の事務所は、支持者が少なくしょぼいな。対して今回、圧勝とみられる元首相シャリフの事務所前には置いてある椅子も多く勢いがあって賑わっている。
総選挙(パキスタン国民議会)は定数342、1党だけで過半数を取れなかったら連立政権となるのであろうが、その場合はイムラーンカーン正義党の去就が取り沙汰される。イムラーンカーンの選挙戦、今回はなかなか気合が入っている。道路の主要な場所には大きなポスターがバンバン吊り下げられ、貼られ、置かれと万全をつくして、他候補者を圧倒している。前回の選挙では政府への抗議から棄権をし議席獲得には至らなかったが、地道な活動を5年間も続けてきた正義党には議席を伸ばして欲しいと思う。


本日は金日成の生誕101年だと。オバハンにとって金日成という名前は、実は凄く身近なものだった。もちろん個人的には何の関わり合いもないのだが書けば長くなるので、この際、切り捨てる。その金日成の孫金正恩にこのところ日米韓が振り回されているというか、空回りしているのか… ついに韓国(アメリカの内意を得ているかも)は「対話の用意がある」と言い出した。北朝鮮金正恩がどこまで突っ張るのか知れないが、北朝鮮の最終的な狙いは、パキスタンと同じようになし崩し的に「核保有国」として世界に認めさせることだと… 
大体が核保有国が5ヶ国だけという、自分たち5ヶ国のみの決め事、そのこと自体が手前勝手でナンセンスだ。