北朝鮮

4月も半ばになろうとしているのに気温が上がらない。それはそれで日常の生活には大変有難いことなのだが、この7~8年(パキスタンの)気温は全般的に低い。首都でようやく30℃を迎えたくらいだから、30年前の40℃はなんだったのかと思う。 おかげで果物の出来は悪くバナナなどもインドからの輸入品に市場は席巻されている。

昨日は午後から賑やかでリズミカルな太鼓と笛などのお囃子が半日あまり。 はて?聖者廟の春の祭りの季節かいな?と考えてみたが、どうも違うし… 耳を澄ませば1軒挟んで隣のムシャラフ前大統領事務所前広場からではないか。 数日前の新聞ではムシャラフが立候補出来るのはアフガン国境に近いチトラルからだけとのことが、この度、めでたく首都からも立候補出来るようになったとか(候補者は幾つの地区から立候補しても良いが、幾つかの裁判を抱えているムシャラフには制限があるみたい)
それにしても選挙戦は超低調。どこ候補者も5月11日に選挙があるとは考えていない様子。

北朝鮮エスカレートと孤立化ぶりは甚だしい、報道だけを見ていると、かって大戦に突入して行った日本を見るようだが… 
しかし例によって報道が日本サイドというか、欧米日韓サイドからしか見えないので、内実がどうなっているのかチッとも分からん… 北朝鮮と仲の良いパキスタンでの報道はどうなのかと、気にはしているのだが… 中国が北朝鮮を見放したからパキスタンは中国に追随するのだろうなぁ…
北朝鮮は昨日南北共同事業の工業団地から北朝鮮従業員の全員撤収と共同事業の一時中断を表明したって言う。また1週間余前の先月末は、「韓国と「戦争状態」に突入するとの特別声明を発表している。日本の報道だけを見ていると、何もかもが北朝鮮による一方的な行動だとしか見えないが。
印パ戦争というのを見ても、本当に思ってもいないような些細な行き違いや小さな躓きみたいなもので戦争が生まれているのは歴史が証明している。日本や韓国、アメリカは「まさか、本当にやるまい。何時もの恫喝外交であろう」と見ているが、報道の感触はなんだか煽っているようにも見える…