不思議な試験の結果・・・

やれやれ何もかもが高騰しているパキスタン、冬季の朝食にはどういうわけか??卵の消費が増えるのだと。そういえば昨夕、三食賄い付きのスタッフも卵を使って良いかと聞いていたな。その卵、インフレはもちろんだが飼料の値上がりもあって値段が昨秋の2倍だ、2年前に比べると3倍にもなっているから凄い。我が家だけではなく、パキスタンの多くの家で住み込みで働くスタッフたちは賄い付が普通だし、通いの者も来てから朝食、帰宅前に食事を済ませて・・というのが普通だから食費は嵩む。だが盗みが頻繁になった190cm100kg近いスタッフを、1年前にクビにしたら3人分の食費は浮いた。しかし、子どもたちが家に居ないのでほとんど仕事も無いスタッフたち、終日、TVの前でガス・ヒーターを全開にしてお茶を飲んでいるから(目を離せば)ミルクの使用量が2~3倍になっている。せめて・・言いつけた簡単な作業をチャッチャとすればミルクの2~3倍は見逃すのに??終日、お茶を飲んでいるだけだものな。その上、3つの用事を言いつけて買い物に出せば1つは必ずのように出来ていないから、おなじ用事で3度も走ることになる。あぁ~イライラする!
そもそも昔、インドがイギリスの植民地時代に、現地人を雇うに際して課した試験は3分の1が出来ればOKということで、未だにその名残が生きている。公立学校の進級試験は34%が出来れば合格だから、国民の多くも3分の1で良いとする価値観を引きずっているような気がしてならない。最も私立の学校は50%で合格というところもあるし、優秀な生徒・学生もいるには居て一部は海外を目指す。携帯電話の普及で識字率が上がったとは言え、試験はまる丸覚え、数学までもが問題と答えを丸暗記するという不思議な試験なので、考える力や想像力は育ち難い気がするパキスタンだ。