アラブ諸国にも責任はあるかも・・

パレスチナ側のハマスが仕掛けた紛争とは言え、ニュースを見るのがだんだん辛くなって来た。本来は避難所ともなるべき病院にまで砲撃が加えられ、医療分野の関係者だけでも約500人が死亡、400人が負傷したと報じられている。イスラエル側は「死ぬか、無条件降伏しかない。第3の選択肢は無い」と強硬だが、そんなことが許されるのであろうか?というよりも、絶対に許してはならないと思う。イスラエルの隣国ヨルダンは、駐イスラエル大使の召還を発表した。南米ボリビアだったかもイスラエルとの断交を表明、チリやコロンビアも駐イスラエル大使の召還を発表している。イスラエルパレスチナから遠い南米の国々が断固たる姿勢を見せているのに、ごく近場にあるアラブ諸国ならびにイスラーム諸国は何をしているのか??単にパレスチナを支持する、イスラエル非難だけで良いのか?パレスチナ問題をここしばらく放置していたアラブ諸国にも問題はなかったか?
パレスチナ問題が解決するまでイスラエルを認めないと言っていたアラブ諸国の幾つかのうち(UAEやバーレン)が2~3年前だったかにイスラエルと国交を開始。アラブの大盟主サウジアラビアまでもがイスラエルとの国交正常化を目指そうとしていた先々月・・アラブの大儀(イスラエル建国反対)で一致していた筈が・・それは何処へ行ったのか? 国家としての利益優先・国益という大課題を前に国家指導者たちの思いもわかる。だが中途半端であればアラブ諸国民であるイスラーム教徒たちの思いはイスラームの同胞・パレスチナ支持へと向かうだろう。同時にイスラエルの強硬姿勢に対しては反発が広がり、ユダヤ人に対する憎悪を加速させるに違いない。ユダヤ人の中にも「強硬姿勢を採るイスラエル首脳に対し」反対表明をしている人々がいるが、誰が反対であり賛成であるか等、判りはしない。ユダヤ人であるというだけで故の無い憎悪を受けることにもなりかねない。