断食月が終わった、実にめでたい!

真夏の断食月明けとしては異常に涼しい朝を迎えた。アッラーフ・アクバル(神は偉大なり!)
昨夕7時半、陽が落ちて断食終了の高らかなサイレンと共に、短時間の土砂降り。おまけに短時間とは言え、なんとなんと大粒の雹までが降った。 真夏時に雹が降るのは(たぶん)40年いて初めての体験だ。 連日の酷暑に苦しめられている身体としては、思わず「神様、ありがとうございます~~」とつぶやいていた。

断食明け前後のこの時期は、一年で最も泥棒や強盗も多い。多くのスタッフは長期休暇で実家へ帰った。治安の悪い中、留守を守るのは4匹の犬とガードマンたちだけだ。
おまけにISが世界中に「断食明けのこの時期、非イスラーム教徒に対する聖戦を呼びかけた」という、本当かもしれないと想わせるニュースまでが飛び交っている。不安材料には事欠かない新年の休暇だ。 
9年前のちょうど今頃、近くのラール・マスジッド(赤色のモスク)であったイスラーム強硬派に対する政府の大虐殺。政府の後ろには強硬姿勢のアメリカや中国の存在があったとはいえ、あれは決して忘れてはならない事件だ。 あの事件をきっかけにイスラーム VS 西欧諸国の対立はさらに深まり、第三次世界大戦に発展する可能性を産み出したと、当時、多くのイスラーム学者が懸念を述べていた。

イスラームは戦闘集団でもないし、もちろん邪教ではない。しかし、それを西欧諸国に理解してもらうのは・・・・・・西欧諸国の価値観などから見ていては理解しがたいだろう。日本の報道、西欧諸国の報道では真のイスラームを理解するのは難しい。かといってクソババァであるオバハンが完全に理解しているとは言えないが。