断食明け(イード)大祭

2-3日前のパキスタン・ニュースに「集団免疫」の記事が出ていた。実は見出しを見ただけで記事の内容は知らないのだが、昨日は最高裁がロックダウン解除の命令を出した。政府は諸々の事情を鑑み、集団免疫獲得への作戦に移行するつもりなのかと、オバハンは大いに案じている。    
先進国であり、教育程度も高いスウェーデンでさえも「集団免疫獲得の作戦」は上手く行っていないと言うのに、このパキスタンで??     
国民の多くは3密禁止の意味どころか、信心に勝る予防はナシ。断食明けの朝の礼拝にモスクへ行かない者は皆無と言えるほど、信仰心の強い国民たち。コロナに罹るのも罹らないのも神の御心。死ぬ日は神によって決められているから、コロナを恐れる者は信心が足りない。口づけも抱擁もアリアリ、地方によっては1つの大皿に大盛りのご馳走、集まった者たちは大皿に手を突っ込み、直接口に運ぶ生活習慣・・など等、普段ならイスラームの連帯と思える事柄も、大祭(イード)明けの感染者増を想うだけで気分が滅入る。    
断食明けイスラーム大祭(イード)は22日~27日が休日との政府発表だ。最高裁によるロックダウン解除は大祭(イード)期間中という条件付きらしいが、昨日から町には一気に人が溢れた。下町などの写真や映像を見れば、マスクをしている人はほんの僅かだ。マスクのことなど、どこ吹く風、商店街も露店も大祭の晴れ着や靴、食料品などを買う客で肩が触れるばかりにごった返している。
確かに政府自体も、イードを境にコロナ感染者が増えると言っていた・・1ヶ月間に及ぶ断食を終え、家族・一族、親戚一同が揃ってイードを祝う、誠に麗しい習慣とは思うが、医療事情の悪いパキスタンでは、ただただ恐ろしい。
パキスタンでのコロナ感染者が47000人を超えたことが理由で、3日前の日本への臨時便は中止になったと聞く、いよいよ脱出不能だ。