神頼み

昨日、先進国であり、教育程度も高いスウェーデンでさえも「集団免疫獲得の作戦」は上手く行っていないと言うのに・・と書いた後、数字では確かに感染者も死者も多く、「作戦」が上手く行っているのかどうか判断し難い。詳細をさほど知っているわけではないがと、気にしていたら、今朝の日刊ゲンダイのニュース。「スウェーデン、集団免疫戦略の背景にある実利主義と死生観」なる記事があって大変、興味深かった。また別の記事にはスウェーデン国内にもロックダウンをするべきだとの声も大きいとあった。コロナ禍が終わった時にスウェーデンがどんな評価を受けるのか、今は知る由もないが、スウェーデンの立ち位置・死生観が解ってオバハン自身は納得だ。       
明日から本格的に断食明けの休みに入る。我が家の運転手を初めとするスタッフたちは、早々と2週間の休暇で先日から田舎へ帰った。地方にもよるがGB州(ギルギット・バルティスターン州)出身のガードマンは、長距離バスの発着地であるスカルドゥのホテルで2週間もの足止め、コロナに罹っていないと判明してから実家へ帰ることを許されたと言う。パキスタン本土からGB州への道路は1本道だからこそ取り得る手段だと想う。が、他の州では不可能な措置だ。
GB州出身ではない運転手やコックたち、実家に帰りつきオバハンの厳しい目が無くなったことで、心おきなくモスクでの礼拝が出来ると喜んでいるのだろうな・・ 政府(大臣たちも)モスクでの礼拝に関する20のガイドラインを厳しく通達、それ等を守らなくてはならないことを説明し続けている。が「私たちがコロナウィルスのパンデミックを取り除くことが出来るよう、国のために祈らなくてはならない」とあって、大臣サマも神頼みかい・・アカンがな・・の思いを深くしている。
町は断食の空腹も相まってか、トゲトゲしくなって来ている。1年中で一番、お金の必要なイード(大祭)治安も最悪時、番犬もガードマンも居るが、押し入るヤツ対策として、裏に3ヵ所トラップをしかけた。無事にイードが終わりますように~ コロナに罹らず、罹っても軽く済みますように~と祈り続ける毎日だ。