PCR検査

パキスタン全土でコロナの感染者が8万を超えた。イード(大祭)が終われば急増するとの、政府予測の通り、昨1日で4100人もの感染者。これから当分はまだまだ増えそうだ。    
コロナが流行し出して以来、よく聞くようになった「PCR検査」は、 DNAサンプルから特定領域を数百万倍~数十億倍にも増幅する技術とある。凄いことが出来るものだと、単細胞のオバハンは単純に驚いている。ただし、検査をしても陽性率は70%と言われ、感染していても30%の人が陰性として見過ごされるとも聞く。日本では検査機関での検査は自己負担額が5850円。自前で検査が出来る医療機関でも検査費用は、自己負担4500円(高齢者はもっと安い)。その上、日本でならば「感染症法」によって治療にはほぼ費用が掛からないらしいが、「保険」のないパキスタンでは、日本で検査をするのと同等の費用が全額、個人負担となる。     
ごく一般的なパキスタン人たちの平均的な月収からすれば検査費用は高額だ、月収の半分近くにもなる。それでもイード(大祭)明けで田舎の実家から首都へ戻って来た、暮らしに余裕のある人たちはPCR検査を望むとか。そのせいで検査の出来る大病院には人が溢れ、外にまで列をなしているという。イスラマバードではドライブ・スルー方式で検査可能な所が出来たと聞く。だが、そこまで行くのも厄介だ、出来るだけ人に会うリスクも減らしたいというので、田舎から帰って来た家中で働くスタッフのために、病院から検査技師に来てもらった(出張の別料金がかかる)。     
11時に検査の人がバイクでやって来て、敷地内に入って全身防護服に着替え、フルフェイスのマスクを着用。オンラインで申し込んだ申込書をチェック、氏名確認等々。鼻から綿棒を15㎝ほども差し入れ、鼻咽頭から粘液採取。ビビりのオバハンは見ているだけで怖かった。検査技師が帰った後は、彼が触ったところを全て消毒薬でスプレーしまくり。    
武漢では全住民990万人のPCR検査終了、僅か300人が陽性と今朝にニュースだ・・中国という国は、ただただ凄いとしか言いようがないな・・たったの300人だって・・