昨日、知ったことだがPCR検査が街角で出来る!それも相当前から実施されていたと。
パキスタには国家災害監理局というのがあって、政府省庁、軍隊および国連ベースの組織と緊密に協力し、災害管理、捜索救助などを行っている。2005年パキスタン大地震(死亡8万6000人、壊れた家40数万戸)の翌々年、大災害に対応するためにと出来た監理局だと言う。以来、インダス河洪水2010年(被災者2000万人)などでも活躍して来たし、各地での雪崩や土砂崩れ等でも確かに軍隊が出動している。
オバハンはそれを日本の自衛隊と重ね、当たり前のように見ていたが、軍隊は今回のコロナ禍でPCR検査にまで活躍していたのだ。感染者が出た町の封鎖には警察が出動し、その背後には必ずのように軍人が立っていた。考えて見れば準軍事国家であるパキスタンでは、何につけ軍が出て来て当然ともいえる。しかし街角のPCR検査にまで出動しているのをオバハンは知らなかった。
日本ではPCR検査の出来る病院は限られている、地方へ行けばさらに検査の出来る病院は少ない。もちろんパキスタンでも大きな病院などと限られているのだが、政府がコロナ禍をここまで真剣に捉えていたとは・・ 今までは大病院や検査専門の医療機関へ行って8000ルピー以上(月給の半月分)もの費用を支払っていたのが、この街角検査では2000ルピーだと。そこへ検査結果を知らせるための費用として100ルピー取られるだけと言うから画期的ともいえる。我が家では毎月のようにスタッフたちが検査に行く、その費用はバカにならない。しかし我が身の安全のためだと諦め支払っていた検査費用が4分の1で済む! 安さ原因は国際機関からの援助などであるというから、ただただ感謝!