先月末、レバノンの武装組織ヒズボラの最高指導者がイスラエルの空爆によって殺害された。パレスチナ・ハマスの最高指導者も2週間ほど前にドローンによって殺害されているし(殺害瞬間の映像までイスラエルは配信、悪魔の所業だ)他にも幹部が続けて何人も、いとも簡単に殺害されている。近年のドローンはAIによって敵を見分け、殺傷すると言う。ヒズボラやハマスは、殺害されるたびに新たな指導者を選んでいるらしいが、AIが標的を認識して飛んでいくのであれば、どこへ隠れていてもダメで殺害されるというものだ・・
防衛省(自衛隊)は攻撃型ドローン取得などの関連費1000億円超を、25年度予算で概算要求したとある。定員割れの続く自衛隊は「人手不足の切り札になる」として、無人アセットに期待を寄せているらしい。確かに1台数万円程度のドローンが戦車の破壊などをすれば、味方の人的被害はなく「コスパは最高に良い」と言える。これまで自衛隊の無人機の運用は、警戒や監視、情報収集が中心だったが、2025年度には攻撃型ドローンを30億円かけて取得すると言う。戦争で用いるモノには研究に研究が重ねられ、効率よく破壊や殺人の出来るモノが出て来、後に民間用に改良され人間の暮らしにも役立つのであろうが、LAWSローズという自律型致死兵器というものは、AIによって自ら敵を見分け、殺傷するシロモノで、火薬、核兵器に次ぐ「第3の軍事革命」になるとか・・過日、イスラエルがハマスだったかの最高指導者を殺害したのも、そうしたドローンであったろう・・そんな非人道性の高い兵器を開発・改良して使っている国に、日本も倣うのか・・核と同じで持つことで「抑止力」になると想うのであろうか・・