復讐なし、奉仕のみ

「誰にも復讐したくない、むしろすべての政党や機関の協力を得てパキスタン国民に奉仕したい!」亡命から帰パ、4度目の首相を目指すナワーズ元首相が地元ラホールの象徴的な記念塔で行った帰国演説だ!! と言いつつも(ニュースでダイジェストしか読んでいないが)演説のあちらこちらに散りばめられた言い訳と恨みつらみ、まぁ気持ちは解らんでもないが。反対政党の報道官は「保釈金を積んで司法制度を踏みにじった。国から略奪した資金(汚職)で海外に不動産や宮殿のような家、工場を建設したような人物、病気でも無いのに病気だとして禁錮10年の有罪にもかかわらず、裁判所からの呼び出しにも出廷せずにいるような人物に、経済復興の希望を託すのは国や国民に対する冗談だ。正義と殺人と国家の屈辱」とのコメント、なかなか辛辣だ。まぁ・・パキスタンには憲法(法律の解釈が真逆というのが)1つではなく、2つも3つもあるからな。

10月の流星群オリオン座のベテルギュース付近から流れる星の見ごろは20日前後。それを見るために4日間も頑張ったが靄が酷くて小さな流れ星が2つしか見られなかった。1997年の獅子座流星群は文字通り凄かった、数えたわけではないが1時間に100や200では済まなかった。中には火球も幾つかあって夜空に白い煙を残したものもあったし、東の地平線から西の地平線まで長々と尾を延ばす大流星に感動の声を上げ続け、2~3日間も夜空を楽しんだ。1998年の獅子座流星群は車で17時間も揺られ、桃源郷フンザまで行って標高2600mの高さより眺めようとしたが、明け方につい寝込んでベストタイムを逸した。村人の話によれば星が雨のように降り、地球に落ちて来て爆発でもするかとの恐怖に駆られ、アッラーに祈り続けたと言う。そんな流星群に再びお眼にかかりたいものだが、33年ごとに来る次の獅子座大流星群、生きているうちにもう一度、遇えるかな??