ネオワイズ彗星

ネオワイズ彗星が見えるかもしれないと・・未明に北東の空を睨んで1週間。おかげで睡眠不足気味で身体が怠い。モンスーンなので雲は多いし、靄もひどい上、家の四方は背高い大木に囲まれている我が家。地平線から10度あまりの位置に現れる彗星を見るのには無理があると想いつつも、諦められず毎未明の1時間を屋上で過ごした。今朝は久々に雲がなく、靄も薄くて3等星くらいまではハッキリ見えるので喜んだが、やはり立ち並ぶ大木に邪魔をされ、彗星は見えなかった。次にネオワイズ彗星が見られるのは6800年も先になるらしい。    
思い返せば30数年前のハーレー彗星の折には1ヶ月近くも天体望遠鏡を出していたし、20年以上も前のしし座流星群の折には3日間も寒い屋上で寝て過ごした。「素晴らしい」という通りいっぺんの言葉では表せない、花火でもを見るように流れるしし座流星群には度肝を抜かれ、翌晩秋はフンザまでも流星を見に行った。村人たちの「雨が降るように星が落ち、地球が壊れるのかと思って皆で無事を願い、神に祈りました」という言葉に触発されて。   
カラコルムの山中で見る星、アフガンの山村部で見る星。空気が澄んでいる上、まわりに灯火がないので小さな糠星までが肉眼で見える、空全体が白く見えるほどに。天の川を英語ではミルキーウエイと言うが、本当にミルクを流したように空に白く浮く川だ。コロナ禍でなければ北東部、地平線の見える場所を探して走っていたな・・