世界的な食糧不足、値上がり・・

蝗やコロナによる労働者不足などで、世界的な食糧不足になると国連食糧農業機関などは4ヶ月くらい前から警告を発している。蝗の害はアフリカ、中東、パキスタンインドだけではなく、南米にまで広がっている。まさかヒマラヤ山脈を飛び越えて中国へは行くまいと想っていたが、最近のニュースでは雲南省で蝗害と。確かにベトナムくらいまで東へ行けば山脈も低くなって、中国へということか。
蝗害だけのせいではないだろうが、既にパキスタンでは砂糖や小麦の値段が上がり、全体的に見れば昨年末に比べると生鮮食料品が4割も高くなっている。その分、対ルピー価値も下がってはいるが、一般庶民には関係のない話だ。   
一昔前までは酷暑の4ヶ月間には玉ねぎ、ジャガイモ、トマト、キュウリ、オクラ、ナスくらいしか見られなかったバザールに、最近では葉物野菜のホウレン草が常時見られる。おまけにエアコンの効いた高級店へ行けば、レタスやサラダ菜などにも出会える。暑くては葉物野菜は無理なのだろうが、高原で栽培するようになったのだろう。有難いと言えば有難いのだが、如何せんレタスやブロッコリーなどは超高い。オバハンだけならばスタッフたちから「ちゃんと食べてくださいね!」と言われるくらいの手抜き飯で済ますのだが、今夏は育ち盛りの子供たちがいる。食卓にトマトとキュウリのサラダだけでは淋しいからと、家では各種ハーブの他には「もやし」をせっせと作っている。緑豆を水でふやかし朝夕、水を替えると3日でもやしになるのだから手間はかからないし、後一品という時に有難い。
スプラウトは日光に当てて発芽させるが、もやしは日に当てないから栄養分は異なるが、今夏はもやし料理のオンパレード。