イスラーム法

きょうはイスラーム暦の1月(アシュラ)1日新年。日本は明治の初めに欧米の影響を受けキリスト暦を使うようになって今に至るが、イスラーム諸国はイスラーム暦とキリスト暦を併用している。日本人にとってはイスラームに関する知識が少なく解り難いこと多々というところだが、50年近くパキスタンにいてもオバハンのアタマは知識としてのイスラームを理解はするが、肝心のところで納得しないことばかりだ。幼少時からイスラームについて丸暗記をさせられ、素直に信じることこそがイスラーム・当たり前の人々とは異なる立場にあっては当然とも言えるのだが。
さて、我らのイムラーン・カーン前首相が違法結婚していたとの訴訟が取り上げられたと。イムラーン・カーンが3度目の結婚をした時(2018年初)は様々な「話」は飛び交ったものの、霊能者である彼女のご託宣通り2018年夏には首相になれ、噂はそのまま静かになった?気配だった。しかし多くの人々が3度目の結婚を祝った風には報じられず、疑惑を抱いた方が多かった気がする。日本でも政治家や企業家などが精神的な支えを必要として「霊能者」などに傾倒することはあるが、イムラーンも精神的な指導者のもとに通うようになり、(当時の2番目の妻とは10ヶ月で離婚)その後、結婚に至った模様。その頃、霊能者も結婚していて、離婚が成立して僅か2ヶ月後にイムラーンと再婚したのがイスラーム法に触れたと。イスラーム法でも女性は離婚後3回の生理が来れば再婚OK(夫と死別の時は4ヶ月と10日で再婚可)ということになっている。日本でも女性は離婚後6ヶ月間は再婚できなかったが、数年前に100日経てば再婚可能になっていた筈だ。
イムラーンの3回目のお相手、霊能者であるが故に多くの人が詣でたのであろう、便宜を図って貰うために金品を持って・・そこからイムラーンの綻びがスタートしたとも言える。イムラーンの妻は多くの金品を受け取り申告しなかったことでも(汚職)罪にも問われている。