5月9日イスラマバードの高等裁判所前で不当に逮捕されたイムラーン・カーンを巡って支持者と治安部隊・警官などと小競り合い??で国内は一気に不穏。治安の悪化が危ぶまれたが最高裁によって「違法逮捕」だと断が下され、その後は保釈期間が数日ずつ延びて今に至っている。イムラーンに限らず国家指導者、有力者の下には美味しい話がいっぱい転がり込み「危険数値」が凄いのに、国家首脳になると危険に対する感覚が麻痺するのかねぇ?イムラーン・カーンも100件からの容疑で起訴されているというから凄い。とは言え過去の他に指導者たちの起訴数などからすれば大したことではないのかも。何と言ってもイムラーン・カーンは政治家としては素人ぽ過ぎるように想えてならない。しかし・・正義党の支持者と言うのは「熱い」な、イムラーン・カーンが「絶対」だと信じられる強さ。この信者たちをコントロール出来ないことによって治安の悪化が懸念されるとあっては、政治家としてやっぱり3流なのかも。だが経済の悪化やデフォルト寸前のパキスタンにしたのはイムラーン・カーンでは無い。2000年初頭以降の政治家たちによる国家運営の結果だ。
世界には色々なランク付けがあり、悲惨指数(失業率、物価上昇率、銀行貸出利率などを合算した数値から1人あたり実質国内総生産の年間変化率を差し引く等で算出)と言う中で、世界で最も苦しんでいる国157カ国中、2022年の第1位はジンバブエだと。悲惨指数の悪い国々は概ねインフレ率と失業率は高く、パキスタンは35位。悲惨指数に一番遠い国はスイス、次がクエート、アイルランドに続いて日本。そしてマレーシア、台湾と続いているから、このランク付けで見る限り日本は世界から見ればまだまだ悲惨には遠いらしいな。