災害級の暑さ

日本では梅雨明けが未だらしい。昔は7月20日頃だったから夏休みに入り、その前に梅雨が明けてギラつく太陽をものともせず朝から琵琶湖へ走ったものだ。鬱陶しい梅雨明けと夏休み、子ども心に本当に待ち遠しかったものだ。今ではどこの学校にもプールがあるし、スポーツセンターやクラブにもプールがあって、琵琶湖で泳ぐなどということは無くなった。琵琶湖に潜って魚と戯れたり足で蜆を穿ったりなどは遥か大昔の話、なんやら淋しいような気がないでもない。半世紀、日本は大きく変わった。便利になった面が多いのも確かだが、今では外で遊んでいる子どもを見ることもなくなったし、どこの家にも車があって道を歩いている人を見かけることも僅少になった・・もちろん都会では歩いている人がウンザリするほど溢れているが、地方都市では10分の距離でも歩いて買い物に行く人は無くなっているような気がする。何でもかんでも便利になり、お金さえ出せば買えて自ら生み出すことが少なくて消費するばかりの暮らし・・「自然の状況」としては偏っているとしか言えないな。
だからこそ温暖化にもなり欧米各地での記録的な熱波、ヨーロッパでは観測史上最高気温を更新するだろうと言われ、昨日きょうの日本国内での「警報級」の猛暑・洪水になるのであろう。
東南アジアなどでも記録的な高温になり、昼間に田植えが出来なくて夜中に田植えをしていると言うではないの・・人間の口に入るものの生産が減れば、余力あるところにモノは集まり、無いところでは暴動・・その先に待つのは「戦争」のような気がしてしまうのは考えすぎか・・