味噌煮込みうどん

ついこの間、葉を落とし見通しが良くなったと思っていた木々に新芽が吹き出し、あたり一面が浅黄色に染まって一気に空が狭くなった。庭の柿の木は、遠目に黄緑色の瑞々しい金平糖を付けているようにも見える。きょうの日中は26度にもなり、風が止まると僅か20数分の日光浴(植木への水撒き)が暑いくらいだ。
とうとう冬が終わる・・美味しい冬野菜の季節が終わりだと想うと悲しい。真夏の6ヶ月間には白菜もブロッコリー、カリフラワー、大根も人参もない。そもそも葉物野菜が僅少だ。暑くない今のうちに鍋料理を満喫しておかねば・・などと、ついついイジマシイ気も起こる。鶏と白菜などを山盛り入れた鍋、翌日はその残りに味噌をぶっ込み、ちょいちょいと小麦粉を捏ねて手打ち煮込みうどん。4年ほど前に山梨県で食べた「ほうとう」が凄く美味しかったので、その真似っこ。ここでカボチャがあれば・・と、どれだけ想ったことか。当地には日本のような美味しいほくほくのカボチャはない、牛蒡も無い。で、かぼちゃの代わりにと、スタッフに「さつまいも」をわざわざ探しに行ってもらった。本当は味噌ラーメンが好きで食べたいのだが、コロナで日本への行き来が不便になり、ストックしていたラーメンなど日本食は僅少だ。で、昼は1人で味噌煮込みうどんを食べている。年が明けてから、既に10回近くは味噌煮込みうどんかもしれないが、味噌ラーメンより遥かに美味しいと思う最近だわ。