ジェンダーギャップ指数

最低気温が30℃。日の出直前の屋上に吹く微風には暑さが残っていて「癒される」にはちと遠い。エアコンのお世話になっていても(贅沢だが)疲れがスッキリと抜け切らない気分だ。エアコンも無く日中、野外で働く人々はどんなに辛かろう・・と想うが、考えてみたら若い頃は気温40℃の中で普通に動いていたものだ。若くて体力に溢れ今から登山へ向う人たち、朝から1時間半も走った上に、酷暑の中でも普通に作業しているものな。若いってことは素晴らしい、若いときには若さの有り難味がイマイチ解っていなかった。若い人たちを見ていて、今頃になってその有り難味をことのほか感じるようになっている。何事も遠くから見つめないと、そして自分の手の中から零れてしまって初めて、その貴重さが解るというものだ。

国際機関「世界経済フォーラム」発表のジェンダーギャップ指数。パキスタンは146ヶ国中142位、2006年以来最高というか最良の結果らしい(ちなみに昨年は145位だったとか)パキスタンより下にいるのは。調査の出来ない国々約50ヶ国で、それらはおそらくジェンダーギャップ指数の大きい国だろう。その中で日本は146ヶ国中125位(昨年は116位)他国が格差解消の取り組みを進めている中、日本の取り組みは口先ばかりで「緩い」らしく、ずっと横ばいのままと。だが男女格差解消のための努力・戦いは女性各自も意識して取り組むべきだろう。男女格差の解消を政府や経済界を牛耳る男共に委ね??格差解消を「待っている」段階で「一人の人間としてではなく」女であることを認めてしまっているとしか思えない面がある。自由と同じで「闘って勝ち取らねばならないモノ」が世の中にはあるってことよな。