生ゴミがいっぱい

何時までも部屋に篭もり「漫画三昧で逃避」をしているわけには行かず、気力を奮い立たせて1週間ぶりにキッチンへ行った。コックは居るには居る、だが言われたこと以外はやらないので冷蔵庫の中では生野菜が萎び、中には融けかかってヌルヌル状態のモノまでたくさんある。使えそうなもの、捨てるものをと分別する情けなさ悲しさ。生ごみゼロなど等を目指し、地球環境のためにと努力して来たオバハンの50年間が台無しになった気分。湿疹やオムツかぶれの原因が合成洗剤かもしれないと言われ出した1970年代、滋賀県で行われた「石鹸を使用しようという運動」。さらには1977年に発生した淡水赤潮の原因が合成洗剤に含まれるリンだと判明、琵琶湖を護るための県民活動は拡大。シャンプーやリンスの使用も出来るだけ少なく等々など等。年々暮らしは便利になり今の若い人たちは固形石鹸??との疑問を持つことだろうが、当時は固形石鹸の使用推進から「エコキッチン革命・省エネ、省資源、ゴミ対策」。さらには琵琶湖の水は下流京阪神に暮らす1800万人もの命を守るとして、その頃に子供や赤ん坊を育てたオバハンたちの年代・友人たちは揃って今も環境保護に対する意識が非常に高い。にもかかわらず生ゴミを出してしまった、忸怩たるものがある。

10日ほど前までのごくごく普通の日常に何の疑問を持つこともなく当たり前のように過ごしていたが、それらの日々がいかに貴重で有り難いことであったかと今さらながらに気が付いた。序列第一位の小型犬ハナビちゃんが逝ってしまって落ち込んでいるのはオバハンや家族だけではない。大きな図体のラブラドールも遊び相手が居なくなって落ち込み、イライラを募らせている。