すべては神アッラーの御心

1-2日ばかり晴れ間が続いた後、再びシトシト雨だ。気分としては週の半分に雨を見ている感じ、まったく今春は一体どれだけ降るものなのかと些か呆れもする。約40年も昔のイスラマバードは年間降雨量が400mm程度、地勢区分としては半砂漠地帯の際に引っかかっていた。イスラマバードも西へ行くほど雨量は減る傾向にはある、だがオバハンの暮らす首都の東寄り、そしてマルガラ丘陵に近い住宅地域では近年は年間1000mm近くは降っていそうだ。首都は西へ西へと広がりを見せ町全体に樹木は増えた。だが降雨はそのせいだけではないだろう。

昨昼間は防犯カメラを家の内外に再セット。ゲストハウスや「気まぐれ亭」なる日本食レストランを辞めてからは、色々な面でメンテナンスに手抜きが目立っていた。だが治安の悪化を想えば自衛の強化を図らなければならないところに来ている。2ヶ月ほど前、4人組の白昼ピストル強盗に入られた2軒おいた隣家も、毎週のように塀を高くしたり有刺鉄線を家の周囲に廻らせるなどの工事に勤しみ、強盗事件の頃より1mくらい塀が高くなり門が頑丈になったかな。おまけに・・という言い方はチト語弊もあるが、家の正面大屋根の下、道路から良く見える位置に「神よ我が家を護りたまえ」なる文言が揚った!その気持ちは解らんでもない・・ 誠に「神アッラーは偉大なり」。すべては神の御心。死ぬ日も決まっていると信じてしまえば悲しみも苦しみも軽減するのだろうが・・不信者のオバハンはハナビちゃんの死を受け止めたくなくて未練がましく未だにどん底・苦しんでいる。子供たちはハナビちゃんのお別れ会をしなくっちゃ・・と言うが、オバハンはまだまだその気になれそうにはない。