情けは他人のためならず、自己満足で

日本だけではなく、世界には色々な事柄に対するランキングがあって面白い。国連・国際機関は諸々のランキング発表を毎年行っている。仕事でも何でも、順位をつければ他者(国)との比較になり、一概に面白いだけでは済まない面も出て来るが、何事も一つの指標として自分の頭に留め置くのが良いかな。
その中で目に付いたニュース。イギリスのチャリティー機関が世界の人々を対象に2009年から行っている「世界人助け指数」とやらを発表。この10年間に125ヵ国130万人にインタビュー「この1ヶ月間で見知らぬ人、あるいは助けを必要としている人を助けたか?この1ヶ月間に寄付をしたか」など等を調査。で、日本はなんと!!126ヵ国中で107位で世界最下位のグループに入ると・・最下位グループの多くは(元)共産主義国社会主義国で、単に貧しいだけの途上国でないという。ちなみイスラーム教徒の多い国インドネシアなどはランキング7位だとか。当地でも近隣の貧しい人々への「喜捨」は当然の行為としているし、オバハンのボランティアは「自己満足」と大昔から割り切ってもいる。
地震等の自然災害時には、日本の地域社会の絆は強く働いて来た。が、近年は経済的な格差などもあって他者への支援、社会的な絆が薄れつつある傾向にあるようだとか。助けを必要としている人に「手を差しのべる」と、一言でいうが、日本社会では昔から他者の目を異常に意識するし、出る杭は打たれるし「ボランティア」という行為は胡散臭さもあって難しいのかも。また身近に他者への思いやり、助けることを見て来なければ、どう手助けすれば良いのか・・と悩むのかもしれない。だが自己満足と割り切れば何でも出来る。小さな親切大きなお世話と思われても、メゲナイことだ!!中には感謝をしている人もあると信じて。