イスラマバードも冬本番

イスラマバードも冬本番。午後から徐々に雲が増え始め、日没前には今にも霙が降りそうな空だったが、幸いなことに降らずに済んだ。病院近くの公園で野宿している人たちにとっては、暖かいスープ物などが、有難たかろうが・・と想っても、お椀にスープを入れて運ぶわけにも行かず、いつもと同じに弁当の配布。3ヶ月前に来た賄も出来るスタッフは、野宿をしている人たち一人ひとりに声をかけ、必要な数の弁当を配布しているから大したものだ。身長は180cm体重104kgもあってデカイが、キッチンにいても邪魔にはならず、なかなか得がたい存在になりそうな予感。で、長く勤めて欲しいと思うスタッフには奨学金を出している。前々からいる子守のオバサンの子供たち、104kgのスタッフの高校と中学へ通う息子にも。昨秋から春までいた気位ばかりが高い賄いのスタッフとは異なり、104kgのオッサンは細やかに気が付き女性的だ。読み書きは出来ないと言うが「細やかな気遣いが出来る、こんなパキスタン人も居るのだなぁ」と、40数年もパキスタンで暮らしながら新たな発見をしたような気分。
いま夜9時近く、外で雷鳴・・雹が降るかも。野宿をしている人たちに使っていないテントを運んであげたいが、首都公社の取締りが厳しいから何も出来ず。めずらしく今夜は気分が落ち込んでいる。やっぱり天気のせいかね?