オバハンとマングースの攻防戦

悔しい!!またも卵を喰われた・・というか盗まれた!
ある日、気が付いたら庭の片隅、庭木が厚く茂っている窪みで卵が数個も見つかった。まだまだ卵などは産まない雛鶏だと思い込んでいたから、卵を見つけたときの感動、産んであった卵すべてを嬉々としてキッチンへ持って来たら、スタッフが「1個は残しておかないと産み場所を変えます」と。田舎から来ているスタッフは鶏の習性を熟知しているとみえ、ああだの、こうだのと薀蓄が並ぶ。その卵がマングースに狙われるようになって1ヶ月半になろうか。悔しいが、ここ1ヶ月以上は半分以上の卵を喰われているというか、吸われている。マングースが卵に小穴を開け、うまく中味を吸い出すものだと感心していたのは初めのうちだけで、日増しにマングースの毛艶が良くなって行くのを見ると悔しさもひとしお。おまけに最近では庭で寛いでいるオバハンたちの2~3m横の茂みの中を平気で横切り、卵の場所へと直行するではないの。オバハンは完全に舐められているようだ。
マングースはイタチのように何でも食べる雑食性だというが、ヤツはここのところ卵一筋ではなかろうか?マングースの性格は基本的に荒くて攻撃性に富むというので、用心も必要だが、何とかしないとな・・昼行性で肉食性、天井裏に巣食うネズミを追いかけてくれる分には大歓迎だが、たまぁ~に家中にまで出没し、子供たちが悲鳴をあげるはめになる。
昨日、ふと思いついた。プラスティックで出来た卵を「鶏さんのために置いておく」と言うのはどうだろうと。広い敷地、産み場所を変えられたら捜せないので・・との、苦肉の策はあたり、プラスティック卵の横に本物が並んでいるのをマングースより先に見つけ、本日は安堵のため息。勝ったぞ!??