日本の平均賃金は韓国以下

昨日だったかの、文春オンラインの記事だ。
OECD経済協力開発機構が行った賃金に関する調査とある。2019年における日本人の平均賃金(年収)は3万8617$、韓国は4万2285$と日本を抜いていると。なお、アメリカは6万5836$、ドイツは5万3638$。OECD経済協力開発機構での調査では、「購買力平価を用いたドル換算なので、為替や物価の影響全てを考慮したものである。平均賃金の差は、各国の本質的な豊かさの違いと考えてよい」との注意書きがある。
相対的に日本が貧しくなったとオバハンが感じるのは、いつも書くように15年も前からだ。日本からパキスタンへ赴任する人たち、20年前なら殆どの人が新車を日本から持って来ての赴任が当たり前。借り上げる家も1等地の豪邸(敷地は最低でも300坪、数部屋あるベッドルームには必ずトイレ・バスタブがあり、使用人の部屋も2-3あるのが普通だった。日本人には使いこなせない大きなサイズの家、大概は使わない部屋が2~3あり、その無駄さ加減をオバハンは冷笑しながら、日本政府は国税を垂れ流している・・と憤慨もしていた。それがこの10年くらいは新車を持って赴任してくる人は皆無に近く、借り上げ宿舎も以前の半分以下のサイズ、経済大国日本としての見栄を張ろうにも張れないくらいになっている。見栄が張れない=日本人は物凄いケチ、いじましい暮らしになっているのがなんとも悲しい。始末屋として日々を暮らすのと、ケチケチで暮らすのは似て非なるものだ。今のところパキスタンでは「日本は先進国・豊かな国と想われている」が、現実は大きく異なっていることを、統治の人はいつ知るのかな。