ウドン

中国食材が手に入らなかった日、新たに購入して来た15×25×20㎝ばかりの手回し製麺機。初日はラーメンを造り、翌日の昼はパスタになった。どちらも麺にコシがあり素晴らしく美味しかった。日本でも3000円ばかりで買えるそうだが、当地でも中国製は似たような値段で買えるらしく、パキスタン北方地域の家庭でも時たま見られたわ。
思い返せば北方地域、寒い時には温かい「麺」を常食。乾燥ヤク肉の出汁、ほんの少しの野菜と同じく香り程度のスパイスを効かせトロトロになった麺を啜る。捏ねて切ってと少し手間はかかるが、僅かな材料で大家族のお腹を満足させられる、貴重なメニューだ。現地の言葉で、この麺をウドゥーと言う、もしかしたらウドンはここから来ているのかもな。
きょうは製麺機をまわして冷やし中華を、そして餃子の皮も造るとか。子供たちだけではなく、凝り性の息子が率先してアレコレ試行錯誤している。今後はさらに美味しいものがたくさん食べられることだろう。中華食材だけではなく、韓国食材店にも物はないと聞く。考えて見たらほぼ1年間、コロナのせいで海外からの物流が停まっていることになる。この先、いつ物流が再開になるのか? それを想うと今、家にある食材を大切に使わなくっちゃな・・「賞味期限切れ」に関しては、自分の舌を信じよほどのことが無い限り「捨てる」という愚は犯さない。

曇天・小雨3日目。先週末にはわざわざ「降雪・寒気注意」の予報もあった。KP州ペシャワールなどの野外生活者には避難所が設けられるとも。