知らなかった・・

ふと目に付いた記事、「少年院の入所者は中学卒業、または高校中退が6割を占める」と。ここまではなんとなく予想がつくというか、解るが、「少年院での矯正教育の一部を、通信制高校の教育を受ける機会を提供する(中略)制度の導入を、法務省の検討会が報告書をまとめた。2021年度から一部の少年院でモデル事業としてスタートさせる方針」と。今までにも、そうした希望を出した入所者はいたろうに、それが「なされていかったのか!!」ということにオバハンは驚きだわ。
少年院にいる少年数は現在、2100人ほどとか。うち22%が5年以内に再犯というが、再犯する人としない人の違いは、「本を読む時間がいっぱいあって自分を見つめた。資格取得に向けた勉強が自己肯定感を高めた」と。その中に入所経験者の、「やみくもに資格を取らせるのではなく、目指す将来の方向性を決めて、それに沿った資格を取得させるような指導が必要では」と語っている人があったのには、「やっぱりなぁ~」と思ってしまったわ。
昨今のオンライン授業とまではいかなくとも、通信制で高校の単位が取れば、その先には希望すれば更なる進学も目指せる。少年院の入所者のごくごく一部であっても、学びたいと思う者には機会を提供して当然ではなかったのか。高校は義務教育ではないから・・というので、今まで捨て置かれていたとしたら問題だわ。通信制での学びには努力・根気が要るだろう、だが今の若者は生まれた時からネットに慣れ親しんでいるし、オンライン授業にも直ぐに慣れるはずだ。ヤル気のある者にはどんどん機会を与えるべきだわ。