批判や非難が怖くて生きて行けるか!

いよいよ東京を初めとする大都市部でロックダウン(厳密な都市封鎖ではないらしいが)始まった。ロックダウンの時期としては、早いとか遅いとか・・いろいろあろうが・・立場によって感じ方も異なろうというものだ。日本の様子をチラッ見にテレビのある息子のところへ行ったら、「禁止と言われれば『しない』が、自粛なら外出しますという若いカップルの映像があった」 自分の行動を客観視できない人が増えているとは想いたくないが、悲しいね。    
今朝早く、運転手から「伯父さんが亡くなったから、田舎へ帰りたい」と言われた。公共の交通機関はすべて停まっているが、運転手はバイクを持っているから、4時間かけてカシミールへ帰るのは可能だ。だが今、お葬式に帰れば多くの人と接することになる! この2週間余り(人道にもとると非難をされながら)スタッフたちをモスクへも出さず、外の人と接しないようにして来たのが無になるではないの! 
何のためのロックダウンかを改めて説明、「行っても良いが田舎から帰って来た時は2週間、家の外で待機!」を非情に告げた。日本なら看過できない言動、人権問題だ。だが、病院の外でごろ寝をしている人がイッパイいるパキスタンだ。イランからパキスタンへ帰って来た人たちの待機所もテントだ。幸い、家の前は大きな空き地になっている・・仕事柄、テントや炊事用具・寝袋もいっぱいある。季節は暑くも寒くもなく、蚊も出ていない。何をしても誰かが批判や非難はするものだ、開き直れば何でも出来る! 批判や非難が怖くて生きて行けるか!      

75年前のきょうは、戦艦大和が沈没した日とニュースにあった。たまたま昨夜から浅田次郎の「シェエラザード」を読み返し出したところ。4回目の読み返しだ。