トランプのクビ代金

1週間ほど前、イランの国会議員が「報復のために」トランプ大統領暗殺に約3億円の懸賞金がかけたと、半国営イラン学制通信が報じた。「トランプを殺害すれば、誰であれ300万ドルの懸賞金を出す」と。4年ほど前だったかに北朝鮮では、脱北団体や人権団体による「正恩のクビに5000万ドルをかけたビラ」が町に登場。その翌年には正恩のクビ代金が1億ドルに跳ね上がったらしいが、アメリカが「静かなる斬首作戦」を目指しても、抑止力としての「核」を持ってしまった正恩だ。今となっては正恩のクビが遠くなったかも。それにしてもトランプのクビは僅か300万ドルぽっちだ。 
しかし思い返せば世の中と言うか、アメリカの「正義」に楯突けばロクなことはない。暗殺オンパレードではないか。正恩の父親、金正日の暗殺にアメリカは(本当か嘘か、当時の政権下で200万ドルの報酬を提示し暗殺を依頼したというが、北朝鮮の〇〇はビビって引き受けなかったらしい)  
正恩の兄の正男氏はマレーシア(クアランプールで)毒殺されたが、この暗殺計画に弟の正恩は5年も前から取り組んでいたというから、暗殺者が手を下し、かつ無事に逃れると言うのは大変なことだ。
ゴルゴ13のファンであるオバハンは暗殺の極意であるゴルゴ13の言葉を思い出す。「暗殺を成功させるには、10%の才能、20%の努力、30%の臆病さ、残り40%が運だと」。世の中はゴルゴ13が狙撃するようにはなかなか行かないようだ。   
ビンラーディンの息子への懸賞金は100万ドル、ビンラーディンにかかっていた5000万ドルの懸賞金。イラクフセインにもアメリカは2500万ドルの懸賞金をかけていた。リビアカダフィにも170万ドル(確かではないが)の懸賞金だった。それらの懸賞金はいったい誰の手に落ちたのか・・