首にかかった懸賞金

メトロの大工事で舞い上がる酷い土埃、そのせいで晴れているのにすっきりとした陽射しにはならない。
冬至から2週間になるので陽射しは強くなっているはずだが、それが少しも感じられない曇天模様の空だ。
通常ならば(平野部では)冬休みが終わって、学校が始まる時期なのに、パキスタンの公立学校を初め、私立校も未だに閉まったままだ。 一説には治安の悪化で学校は1月末まで閉鎖ともいう。 すぐ近くの公立学校へ行く道路には、新たに遮断機が設けられ警戒が厳しくなって、不審車の通過が出来なくなった。息子の娘たちが行っている学校では、学校に至る道路、学校を中心に半径500mには私設レンジャー部隊が少なくとも数組で巡回し、警備員だけでも学校全体で100人はいると聞く。

政府(州政府)は昨日、TTPタリバーン武装勢力の何人かの首に懸賞金をかけた。
過日の「学校襲撃事件他、マララの襲撃にも関わったファズルラの拘束もしくは殺害につながる情報に、懸賞金1000万ルピー(約1200万円)を提供する」と。
また、「TTP以外も含む各武装勢力の幹部ら615人のリストを作成、総額7億6000万ルピー(約9億円)の懸賞金を用意している」という。

懸賞金と言えば、最終的には幾らになったのか知らないが、2007年の当時、オサマ・ビン・ラディンの首には5000万$(約50億円)の懸賞金がかかっていたが、あれはどうなったのかな・・・・・・ アフガンの山中トラボラで病死しているオサマ・ビン・ラディンの懸賞金・・・