「認知症、短命」に異常反応するオバハン

オバハンの祖父は徘徊老人であった。父も伯父も短命であったし、従兄姉たちも若くして糖尿病、心臓病など等で長生きはしていない。50歳半ばまでは「遭難」しか考えられなかったオバハンのムチャ生活・仕事ぶりだったが、60歳近くからは真面目に「命」や年齢と向かい合うようになった。激務で50歳までは太れなかったが、50歳過ぎからは年々1㎏ずつ増え出した体重を数年で元の51㎏に戻した。
ボケ防止と体力作りを兼ねたトレーニング。わざわざする「愚」は省き、日々の暮らしで身体に負荷をかけトレーニングの代わりとしたから、今でも腹筋の3本は服を捲り上げれば見える。高いお金を払ってジムに通う、その時間に家事も出来るではないか!というのが、オバハンの持論だ。
寒さ暑さに耐え忍ぶのもトレーニングのうちだったが、先日の記事に「寒い部屋で暮らす人は、脳の状態が高齢者に近い。室温が1℃下がるごとに脳年齢は2年分も老ける」とあって、オバハンはチョー焦った。   
住環境と健康の関係について研究をなさる先生のお話だ。「寒い場所にいると体温の低下を防ぐために血管が収縮、同時に血圧も上昇して細い血管が破れ、脳がダメージを受け、ダメージが蓄積して脳機能が低下、老化が進む」と。アカン~ボケまっしぐらやん~ アカンがなぁ~というわけで室温は20℃に設定。昔から血圧、血糖値、コレステロール値だけは心もち高いが、他は性格に問題がある以外はすべて正常値なので、ボケ防止のための努力は怠らないと再決心。   
で、昨日はボケ防止、身体にも負荷をかけるゾ~と6時間に及ぶアホ頑張り(15㎏分の味噌仕込み)と、9人分のご飯支度で久々にへばった。息もつけない全身痛、呼吸が浅くなったせいか心臓はバフバフ、痛みで身体を真っ直ぐに出来ない。久々に痛み止めのお世話になり、パソコンにも触れずベッドへ倒れ込んだ。オバハンには「加減をする」という単語がないのだ。