断食月は半分過ぎた

45年もの昔、初めてパキスタンへ登山に来た時の仲間から度々、メールを貰う。
パキスタンやインドにイスラム国が出来て、日常に変化はあるのか?危険ではないのか」と案じるメールであり、ついでにイスラーム教徒についてのコメント等がついていた。 曰く、「原理主義を守るだけで時代の進歩、変化を取り入れられない。支配者(家長、男)の既得権。新しい信者は獲得するが、改宗する者には死をという身勝手さ」と。 彼女のイスラーム観はイスラーム教徒以外の多くの人(多くの日本人)もが感じていることだろうが、しっかり当たっているようで、まったく外れている。
まずは、聖典を疑うことなく日常生活を営むことこそが真のイスラーム教徒なのだという事実。神から預言者ムハンマッドへ下された啓示が聖典アル・クラーンであり、預言者ムハンマッドの言行録はハディーズという聖典になっていて、イスラーム教徒はその2つの聖典通りに日常を過ごせば間違いはないとされている。世界が目まぐるしく動く現代に1400年前の暮らしに疑問を抱くなと言う方がチト無理があると思うのは、オバハンが中途半端人間であるからであろう。 
だが、聖典に疑問を抱くことなく生きるのがイスラーム教徒であることを忘れてはならない。

きょうは断食月16日目かな、毎年この断食月になるとスタッフにむかっ腹を立て、「クビにしてやるぅ~」と思っても、自分が雇っているわけでもないスタッフなので首にも出来ず、思いっきりストレスを貯めこむ。とやかく言うても始まらん!とは言いつつ、昼間はず~~~っと寝ているスタッフたちの日常にはムカついている。そやからコイツらは進歩がなく貧乏人のままやんケ!と、品なく言い放ちたい気にもなる。

昨夜は1時間くらい雨風、気温が一気に下がった。毎朝5時半過ぎ朝陽が登る頃を目安に、屋上で15分くらいコーヒーを楽しむ。昨年は4月下旬には40℃になっていたが、今年はまだ1度も40℃になっていない。この朝のコーヒータイムで心の平安を保っている。