カタール航空

6月とは思えない爽やかな日本で2週間を過ごし、酷暑のパキスタンへ戻って来た。
帰パした18日は終日、暑くて日本で緩み切った身体を順応させるのに苦戦をしたが、夜中に雨が降り気温が一気に下がって一息をついた。それにしても、暑さがマシになったくらいで、爽やかさにははるかに遠いが。

今回は日本へ行くに際し、わざわざイスラマバードから3時間もかけてカタールの首都ドーハまで行き、世界トップクラスというカタール航空に乗ってみた。 オバハンはパキスタン愛国者であって、この30数年はパキスタン航空以外に乗って来なかった。 だが……10歳になる息子の娘に「カタール航空に乗ってみれば航空会社、航空機に関する意識が変わるヨ」とか、生意気を言われて乗ってみた。
確かに凄かった。何が凄いかというと機体もだが社員(スタッフ)のレベルが物凄く高いのには驚いた。日本の「おもてなし」も形無しと言って良いほどで。 とにかく乗員のみならず、空港でのスタッフたちへの教育も行き届いている。 大概の国では、自分の持ち場でなかったら「わかりません」とした態度か、方向違いを指さすか、無視を決め込む横着者もないではないのにカタール(ドーハ空港)では、中国の人らしきオジサンがウロウロしていたら、お掃除のお兄さんが、モップを片手に道案内をしていた~~~。オバハンが案内板を眺めてきょろきょろしていると、別のお兄さんも、仕事の手を止め指差しで行き先を教えてくれるという有様。いやぁ、驚いた。

6月5日、サウジアラビアアラブ首長国連邦などがカタールと外交関係を断絶して、どんな影響があるか考えていたが、機内サービスの食事は行き届き、スタッフたちのサービスも100点満点以上。至れり尽くせりで「こそばい」くらいだった。カタールと外交関係を断絶した4か国は、今回が3度目の断交というが、カタールの独立独歩には「筋金」が入っているのかも。
カタールのことは全然知らない、でも応援してあげたいとオバハンは単純に思ったね。