桃源郷が戻った??????

残暑と共に、日本は台風の季節が到来のようだ。 パキスタンでもモンスーン明けが近く、気を許せない季節の到来だ。
排水・下水の設備がイマイチ、イマニの当地では、僅かな土砂降りで道路は文字通り川になる。 
先般も曇っていて涼しい間にまとめ買いとばかり、久々に野外大バザールへ出かけたら、1時間ばかりシッカリ降られた。 車体にまでは水は入って来なかったものの、流れのある川と見まごうばかりの道路、まったく気が許せなかった。

さて、この2年ばかり心無い観光客によって環境破壊(ゴミ投機)で案じられた桃源郷フンザ
フンザは、「遠来のお客様に美しいフンザを堪能して頂こう!」と、村人が率先してゴミ掃除をした結果、随分、ゴミが減ったと。ゴミを投機しないで下さいの看板もいたるところに見られるようになったというし、さすが国際派イスマーイール派の村!と、感心している。 ただし、ラカポシ・ビューポイントはシーア派の村のせいか、ゴミは投棄されたままだというから、まだ少し悲しい。

そして・・・・・・ 2年前には1㎏が450ルピーだった杏の種(仁)が今では倍額以上。フンザ名物の干し杏の値段も倍額以上だと言うから悲しい。ホテルや土産物等々で、フンザの住民にとっては収入が増えているかもしれないが、ギルギットでも諸物価は値上がりが酷く一般住民の生活を圧迫している。
秋、ギルギットヘ行って杏の種などを買い込む楽しみが減って、今から気落ちしている。杏の種にはボケ防止の作用があると信じて、毎日のように口にしているオバハンだ。