イスラーム教 預言者を愛する日

パキスタン国民のために、新たな祝日が増えた。 当地政府の発表によれば、明日9月21日(金)は『イスラーム教 預言者を愛する日」と制定した。何事にもスローで決め事の出来ない政府(役所)としては…と、皮肉な目で見てしまった。

きのうから続いているデモはきょう20日になって一般学生が加わり、一気に激しさを増した。政府は思いっきり神経質になっているようで、昨日の早い段階で金曜日には学校や役所を臨時休みとすることを決めた。一部、危機管理のシッカリしている欧米の機関などは、すでにきょうから休みになっているところもある。

普段はさほどの交通量でもないオバハンの家の通りだが、大通りが閉鎖になっているせいで、午前中はひっきりなしに渋滞した車の警笛が聞こえ、救急車やパトカーも走って騒がしかった。それらが急に静かになったと思ったら、オバハンの家の通り400mには一般車両が入って来れなくなったと。通りの両側の交差点には積み上げられたコンテナ。一般車だけではなく、通りに事務所がある人間と住人以外は身分証明書を見せないと入れてもらえないという。たぶんオバハン以外にも要人が住んでいるのであろう?!?!

車輌が通れなくなったので出入りに不便極まりないと思ったが、夕方になってニュースを見ていたら1㎞くらい離れたところにある首都随一のホテルでは、積み上げたコンテナを乗り越えた若い人たちが火炎瓶等を投げ込んだりしているではないの。警官たちは催涙弾を撃ちまくっているし、警官・デモ隊双方とも激しく、真剣な攻防戦。 明日はさらに荒れるというので、交通機関を初め商店街等もすべて閉まるという。
お客さまもおられることで少し買い出しを考えたが、うかつに外出できない雰囲気だった。ま、いいか…1週間や10日くらいの籠城分、食料ならあるし。

コンテナを積んで通行止めにしていなかった通りには焼かれた車、バイクが散乱。 オバハンの家の通りの両端、交差点にコンテナを積み上げ、一般車や人が通れないような措置をして頂いた警察の方々には、ただただ感謝!