食料品などの値上がりがない!

イタリアでは食べられない人たちが略奪行為に走ったと。これはイタリアのみではなく今後、世界各地でも起こりうる話だろう。日雇い・日銭で暮らしている人々に都市封鎖は厳しい。インドでも食料の配布を始めると言うが3億人近い貧しい人々へは行き渡るまい。パキスタンでは「封鎖」直後から各州が食料などの配布を開始している。普段から貧しい人への食料や現金配布に慣れているパキスタンでも、そうそう順調には行かない。   
今朝のパキスタン・ニュース「基本的な食料品の買いだめ・利益を上げることに対し、ファトワー(イスラーム法学に基づいてイスラーム法学者評議会が発布。一般法律に優先することもあるくらいの効力を持つ)が出された」と。    
買い物担当と運転手が、外出時間を見計らって生鮮食料品の追加に超特急で出かけた。値段をチェックしてみると、普段より値上がりしているものは見られず、むしろ安い物もある。これには驚いた!首都圏だけの現象なのか、どうか疑問だが、それにしても凄い!!(政府は食料品などの運送のみ許可)

近々、東京などもロックダウンに入るとの噂が流れている。その場合はどの程度の「取り締まり強制力」があるのか。警察権力に頼るのか?交通違反の切符を切るように出来るのか?     
戦後75年、アメリカに押し付けられた中途半端な、多数決による民主主義が最高との価値観を持たされてしまった日本だが、それが本当に正しいのかどうかと考えることが多くなったオバハンだ。もともと日本国民の多くは「上」さまにご判断を委ねる国民性だった。人命に関わるような危機感は日本では地震関係くらいだし、「緊急時には・・」という教育もド真剣には受けて来なかったように想える。今この時期に、政府が都市封鎖「外出自粛要請」を出して、どの程度の危機感が伝わるのか? 多くの親が我が子のコントロールすら難しい情けない日本になったように、オバハンには思える。    
外出禁止令の南アでは、警官が外出の人を射殺。スペインだったかではゴム弾を撃つ警官が見られた。ドイツのメリケル首相は、こうした(移動制限や、外出自粛)制限は絶対必要な場合のみ正当化されると、国民に理解を求めている。外出禁止を打ち出した仏大統領も「みなが担うべき役割をもつ」と、団結を呼びかけている。     
日本国民の多くは、精神が緩い・危機感が薄いのではないか?生半可な「自由」を振り回すのは一時棚上げ、コロナを機会に自分の足元を見るべきだわ。自由には責任がついて回るのを忘れずに!
説教じみた・・・オバハンらしくないな・・