フンザで足止め77人

きょうも、「ギルギットやフンザで足止めを食らっているのが日パ旅行社のお客さまたちではないのか?」と心配をして日本から電話を下さった方々、メールを下さった方々、本当に有難うございます。

パキスタン北部で足止めを余儀なくされている日本人77人。ギルギットからイスラマバードへの移送が難しいとかで日曜日にもかかわらず日本大使館は忙しいようだが、他に騒いでいる大使館はないようだ。(日本人以外の観光客は数えるほどらしい)
パキスタン政府にある民間のヘリコプターは某NGOが保留する1つだけで、他はすべてが軍用ヘリコプターだ。 ネパールのように金さえ出せば気軽にヘリコプターや軽飛行機が借りられ、飛ばせるというものではない。 夏場の山岳事故で生死にかかわる時ですら(事故に備えて前金を何千ドルも軍へ払い込んであっても)、好天でないとヘリは飛んでくれない。 観光客達は緊急時への対応として「無料」で運んで貰うのだ。  「自己責任で行きます」と一筆入れての観光旅行、現地でホテルにいる限り身体への危険はない筈。騒がず文句を言わずに状況の落ち着きを待つべきだ。

おまけに印パ国境最東北部のシアチェン氷河で昨朝、雪崩が発生し現地に駐留するパキスタン軍部隊の詰め所がのみ込まれ、135人もの兵士が生き埋めになったというではないの。 こちらは軍務で悪条件の高所に留まっていた民間人11人を含めた135人の犠牲者だ。当然何人もの生存者もいるだろう。6000mもの高所で救助を待っている兵士もいるのだと思うから、1分でも早く救出して貰いたいと念じるが、シアチェン氷河付近も天候が悪くて作業が進んでいないという。

昨日はギルギットヘ固定電話が通じた。現地状況はイマイチで母子センターも閉まったままだ。
オバハンのPCは立ち上げに20~30分もかかる。なかなかエネルギーを必要とするがオバハン自身の命に関わることではないので不平不満を言わず、じっと我慢をしている。