寒空にガスがない。ガス よこせ~~

風邪でもひいたのか、何だか寒いなぁ…と思っていたが、数日前からの最低気温はー1℃とか。毎朝5時半起きだもの、寒い筈だわ…と納得。
しかし、この寒空にパキスタン国内の多くではガスが無い。首都のイスラマバードですらもガスがなく、暖房はおろか、毎食の調理もままならず、一昨日は「ガスを供給せよ~」と市民が頭から煙を噴き上げ、大規模なデモに発展した。 酷暑の夏には扇風機を廻す電気もなく、寒空の今はガスがないというパキスタン。当地での暮らしは年々、難しくなっている。まったくなんと言う国に成り下がったか。

30年近く昔のドバイなどは砂漠が広がり、多くの国民はテント暮らしだった。それが今や中東の中心で高層ビルが建ち並ぶ。 30年前のパキスタンといえば軍事国家で確かに集会の禁止等はあったが、オバハンのイメージとしては一番、統制が取れ治安も良かった記憶がある。物価も安く、生活に必要な物がバザールで「無い」という記憶も無い。パキスタンで暮らした30数年の中では、一番、暮らし易かった時代かもしれない。


入院治療でドバイに滞在していたザルダリ大統領が一昨日、2週間ぶりに帰国したと。明日はザルダリに対する「聴聞」もあるらしい… 駐米大使のハッカニが「全ての泥」を被るとなったから、ザルダリも安心して???イスラマバードへ来るのであろうか。
いずれにせよ…ザルダリ大統領は握れるだけの「金」をパキスタンから巻き上げ、国民は年々暮らしが厳しくなっている、この不条理…

「ガス、よこせ~~」と、年間を通してエアコンやストーブの世話に絶対にならないサドマゾのオバハンですら、例年より早くマイナス気温になった今冬は騒ぎたくなる気分だな。