誘拐・拉致から2週間!

アフガンで日本人が行方不明となって2週間になる。この間、耳目を尖らせていても目新しい情報は無い。大体が…フリー・ジャーナリストが誘拐・拉致される前々日までだったか、アフガンで一緒にいたという日本人から話を聞いた段階から、オバハンには「話の内容」が納得いかなかったものな…
言っちゃ悪いが…オバハンもアフガンやパキスタンで取材の手配をし、30年間も生き抜いて来ている。矛盾がなく納得できる話と、矛盾に満ちた話の行く先くらいは想像が出来るわね。まったく…ね。

アフガンのカルザイ大統領は、先月末くらいからアメリカ様に対してなかなか挑発的だ。カルザイアメリカに対してヘソを曲げている最大の原因は、昨夏の大統領選挙における「カルザイ降ろし」であり、その後、カルザイが指名した閣僚24名のうち17名を国会で不信任とされ、大統領としても力量を否定されたことにもあるのだろう。 知り合いの国会議員は、「自分の考えだけで不信任投票をしたのではない。強大な力に負け不信任投票をした」と言っていたからな。これにもアメリカから出た莫大なお金が動いている。
というような、幾つもの理由でカルザイがヘソを曲げるのも分かるが、言うに事欠いて「タリバーンに合流するかもしれない」だと。

まったくなぁ…自分で自分の首を絞めてどうするのだろうか? アフガンといい、パキスタンといい優れたリーダーに恵まれないのはアッラーの恩寵がないからであろうか? 優れて自立心もある人物ならば、簡単にアメリカ様の言いなりになるまいであろうし、アメリカもそういう人物を国のトップには据えまいから、我々は実に不幸だとも言える。