アフガン大統領がガニ氏に決まって、来年2015年以降もアメリカ軍がアフガンに駐留するという安全保障協定の調印式が行われた。協定を結んだことで、アメリカ軍とNATO軍は引き続きアフガン軍の支援やテロの脅威への対抗、地域の安全保障に関わって行くとしている。
アメリカの傀儡、アフガン大統領カルザイの任期切れにともない今春4月初めに大統領選挙があった。カルザイは在任10年間のうち9年間くらいはアメリカにすり寄り、任期切れが近くなったらアメリカの悪口を「これでもか!!」というくらい言いまくり、アメリカの駐留にも反対を表明していた。
言いたいことがあったのは解るが、すり寄っていた分、そして黙ってアメリカの言いなりになっていた分の見返りや、受け取ったであろう賄賂は莫大だった筈だ。
アフガンの国家予算は約4000億円、アフガン政府の予算と国際社会からの援助金は1:2だとか言われているし、一説には国家予算の9割も国際社会からの援助だとも。
国際社会というか、主にアメリカと言い換えるべきなのか・・・アメリカからの莫大な援助金はカルザイと有力個人に懐に流れ込み、国民には殆ど届いていないとの報道は枚挙に暇なし。
今春4月上旬のアフガン大統領選には札束が飛び交い、選挙妨害・テロ等で死者も多数出た。5月下旬にはオバマが急遽、訪ア。7月には投票された票の数え直し。9月21日ようやく大統領が決まった・・・この間5ヶ月余、アメリカからアフガンへ特使が「大統領を決めるため」の話し合いには何度、飛んだことか・・・
いったい幾らで大統領が決まったのか、話し合いが付いたものかと、下賤なオバハンにはそればかりが気にかかる。
駐留にしろ撤退にしろ、「沖縄の米基地」と同じように国民の知らない密約があり、大枚のお金が動いたことだけは想像がつく。