通年より気温低く雨多し

今夏は通年に比べると、40℃を超す酷暑の時期が本当に短かった。本来ならばモンスーンの時期ではない6月半から曇りや雨模様の日は多く、2日晴れれば3日間は雨模様の日々と、暮らしには有難かった。お陰で首都圏の樹木は緑が濃く、鬱蒼と茂って猛々しいくらいだ。中には空港からの首都高速道路には覆い被さるように茂っている大木もある。 今週末までは雨模様との予報だが、今朝は長雨もあがり久々に青空が広がった。しかし…空に浮かんでいるのは、早や秋を想わせる柔々とした羊雲だ。

全国的にも今夏の雨は多いようで、何年ぶりかの洪水だ。新聞では各州、各地区の報道関係者によって部分的な洪水が報じられているだけだが、全国的な被害をまとめれば相当のものに上がるだろう。 世界遺産のモヘンジョダーロ遺跡で洪水の被害と報じられたのは3日も前だ。乾燥砂漠の多いアフガンやイランに近いバロチスターン州でも洪水の報を聞く。北西辺境州でも平野部は酷い。カラコルム・ハイウエーも部分部分で崩壊と伝わっている。 燃料の値上がり、食料不足、その上に被災者救援など等、まったく現政権にとっては踏んだり蹴ったりというところだろう。

その中で…不思議なことに海外から輸入されている古着だけが激安だ。ミヤンマー・サイクロンや四川地震への救援物資が横流しされて来たものであろうか?と、勝手な想像をめぐらせている。パキスタン地震時と同じくらい、通常価格の3~4分の1だもの…。

ザルダリとシャリフの話し合いは平行線。どちらも国民の手前、譲れないのは分かるが、PPPとPML(N)が上手くまとまらねば、ムシャラフ大統領に益するだけだ。しかし…ムシャラフの独裁、ザルダリの私利私欲まっしぐらの独裁、どちらも変わらんなぁ~。 真面目に国政に取り組もうにも、中々それが出来ないギラニ首相は可哀想だ。