パキスタンの運命は?

世界の最高峰はエベレストだが、エベレストへの登山には1人あたり大枚600万円~400万円の用意をすれば、優秀なシェルパが前から引っ張り、後ろから押し、横には酸素ボンベを背負った介護スタッフが同行する等と、ほぼ完全にビジネス化がなされて久しい。 とは言え並みの体力や精神力では登れないから、やはり相応のトレーニングは必要だ。(先般の三浦さんの登頂は年齢的なことを考えると、実に快挙だ)。

それに比べ世界第2の高さを誇るK2峰には、登山の補助員(ハイポーター)はいるものの自力での登山が要求される。言うまでもなく純粋な登山としての困難度はエベレストを遥かに上回る。近年ではネパールからシェルパを同行して来る登山隊もあるが、それでも困難であることには違いはない。

今月1~2日にかけてのK2峰事故は、K2峰登山史上最大と言われる。…なぁんて呑気に客観的なことを書いているのも、犠牲者の中に知り合いがいなかったからだ。 昨日は、まだ全容が分からず、応援に行くべきかどうかと事務所スタッフの中には動揺した者もいた。事故の全容は完全には分からないものの、日パ旅行社で育てたハイポーターたちは巻き込まれていなかったようだ。アタックの前々日にK2峰のキャンプ2で体調を崩し、BCに降りていて命拾いをしたハイポーターもいる。何事につけ運命とは分からないものだ…。

パキスタンの運命もどうなることか…
PPPとPML(N)が前最高裁長官の復権を廻って対立、袖を分かったのは2ヶ月前か。 きょうはザルダリとナワーズで最後の話し合いが持たれる。イスラマバードにあるザルダリ・ハウス周辺はドシャ降り雨の中で厳戒態勢。話し合いが決裂すれば…PPPの単独では政権は維持できず、解散?? 総選挙になるのか??
ブット元首相の夫ザルダリの独裁振りは目だっている… 民意を問い直すのが良いのかもしれないが、何時まで経っても安定しないこと甚だしい。