彼女たちの夢

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ブログやメールを読んで下さった中には、ギルギットでオバハンが素晴らしい雪山を目の前にし、誰にも邪魔をされない24時間と、薔薇の花の香りに包まれた豪勢な空間で、「優雅な貴婦人がごとき暮らし」をしていたかのように勘違いされた方もあった。
確かに豪華な空間と時間だったし、毎晩、薔薇の香にも包まれて眠った。しかしながらアフガンと同様に、午後になると猛烈な砂塵が舞い上がり、何処からともなく入り込む砂で家の内はザラザラになる。その上、電気も水も不定期にしか来ないから、(面倒で)シャワーもしない暮らしだったから、たいした貴婦人だったと思う。
なんともかんとも曰く言い難しの状態で、掃除洗濯が大嫌いなオバハンとしては、泣くにも泣けない中で(パソコンへの砂防止をも含め)日に3~4度は箒と雑巾を持つ。掃除機は直ぐに目詰まりし、たちまち役に立たないから、掃いた後は濡れ雑巾でカーペットの上を撫でるのが一番か??


パキスタンの田舎では教職に付くなど(ごく一部の女性を除き)、自分では1円のお金も稼いだことのない女性が殆どだ。欲しい物は夫か父親にねだって買って貰う。早い話が金銭的にはまったく自立していない人が普通と言える。が、「自分自身のお金を持ってみたいの…」と言われ、オバハンは彼女たちの夢に付き合うことにした。
もし500円でも「自分自身のお小遣い」を持ったなら、彼女たちが何を買うのか?と、大いに興味のあるところだ。

今回は薔薇の花のポプリだが、もう少しすればラベンダーの花が道沿いに咲き始める。抗菌作用のあるラベンダー種もあることから、それもポプリにしてみたいと思う。後、何が彼女たちの収入に繋がるのかな?