ギルギットから帰って来ました

カラコルム・ハイウエーとは名ばかりの悪路を17時間も走り、ギルギットから帰って来ました。

しばらくパキスタン本土から離れている間に、国内はエライことになっていた。
先日はルピーの下落に歯止めがかからず、市中では一時的に外貨とルピーの交換が禁止されていたという。また、昨日はパキスタン国立銀行が外為取り扱い機関による、ポンド、ユーロ、およびアラブ首長国連邦(UAE)のディルハムの海外への送金を禁止したと。建て前は、外貨の確保を支援するとされているが、実際のところはどうなんだろうか???

1$が62Rsだった先月半ばから比べると、この半月ばかりで1$が70Rs近くに下落。この分ではまだまだ下がると見たか、市中の外貨交換所では$を溜め込む輩がいるという。アメリカが何かを仕組んだのを察知しているのでは?と、ついつい気を回すオバハンだ。
ポンド、ユーロー、ディルハムだけではなく、先行きは$の持ち出しも禁止になる可能性は大きい。注意を要する国内(経済)事情だ。Rs下落に伴ってか燃料は高騰。米、油なども一気に40%近くが高騰… もっとも北方地域では、ネット料金、航空券料金などと同様に政府援助があって主食の小麦粉など、本土に比べて格安だった。



これも先般、元首相のシャリフが12日から「非常事態宣言で解任された前最高裁長官らが復職するとの見通」と発表していたが、今朝の新聞では「復職は雲散霧消」との見出しが一面、トップで躍っている。復職したら困る人、満杯だものな…
PPPはPML(N)シャリフ党との連帯を解除、PML(Q)前与党との連携がありそうだと。
おお~~風見鶏的判断、すごい~~