パキスタンの先は暗い・・

国連開発計画UNDPが毎年発表している「人間開発指数」というのは、1990年にパキスタンの経済学者ハック博士によって考案されたもので、健康的な生活を送れる、教育を受けられる、所得・国の本質的な豊かさの3つの側面から、国の発展レベルや豊かさを測定する指数だと。で、その人間開発指数だが、昨日のパキスタン新聞報道によれば、パキスタンは193カ国中164位(前年は161位)にランク、5人に2人が貧困線以下の暮らしをしているとの国連報告だと。
南アジアではスリランカ(2年ほど前にデフォルトだったにもかかわらず)78位、モルディブ87位、バングラデシュ129位、インド134位、ネパール146位、パキスタン164位、アフガン182位だという。ちなみに日本は24位。
パキスタンの貧困指数は、記憶によれば・・10年前は15%程度だったと思うのに、いまは40%。この2年半の物価高騰が因であることは明らかだとオバハンでも思うものな。経済学者は経済成長率の低迷とインフレ急上昇に起因していると指摘、パキスタンへの大惨事を予測しているという。1年くらい前からオバハンたちが感じているのは『よく暴動にならないものだ!』と。昨日のブログにも書いたように、治安の悪化には凄いものがある。昨日も首都圏でスイス人4名が拉致され、うち2名が人質になり他の2名がATMで下ろした現金を持って行って釈放されたという・・年寄りや幼子が軽々しく散歩に出られない昨今だとしみじみ思うものな。

日本財団が実施したインターネットでの若者の意識調査によると、米英中印韓日の比較では、自分の国の将来について「良くなる」と答えた割合が日本は15%で6カ国中、最下位。中国85%、インドは80%が良くなると答えたという。インドには何だか希望がありそうだが中国はどうなのかね。そして韓国は約40%、米英が25%前後だったという。